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ポケモン対戦(ORASトリプル)の構築記事や大会参加記録などを載せています。 Twiiter→ @chigusa_amane39 プロフィール・アイコンのヘラクロスは @akasabi_Banette 様に描いていただきました。

影踏みガルニンフスイッチ【構築記事】【ORASトリプル】


(※今年の2月に使っていた構築のため、曖昧な記憶に基づく内容が含まれています)

組んだきっかけ

クレセリアのトリルから、ニンフィアヒードランモロバレルで荒らして、トリルが切れたらガル・ランドで詰める構築記事を読み、改良を試みたのがきっかけ。

ORASトリプル構築】ギミック殺しクレセリア軸【スイッチトリル】

http://kanwaqudai.blog.fc2.com/blog-entry-52.htmlkanwaqudai.blog.fc2.com

ヒードランニンフィア程度の、中速(個人的には、100から60族あたりを指している印象を持つ表現)帯のポケモンをアタッカーに据えた中速トリパは、第7世代でよく使っていて慣れている。

トリパにはトリルをしない選択をとれ、机上では常に素早さで優位をとりやすいのが中速トリパが持つ最も大きな優位点だ。
トリックルーム2周目を狙う必要がないので、トリルが切れた後に攻撃が息切れする心配も少ない。


基本戦略を踏襲しつつ、クレセをよこどりを使えるゴチルゼルに入れ替え、ニンフィアヒードランの範囲技で攻める際の障害となるひかりのかべワイドガードに抵抗しやすくした。

ほろびへの対抗手段からクレセのスキスワからゴチルのかげふみに変わったので、若干ほろび耐性は落ちたものの、いやしのはどうのおかげでアタッカーの継戦能力が高まり、トリックルーム下での制圧力上がったはず。

ニンフィアゴチルゼルギルガルドを呼ぶので、残りの4体全員に打点を持たせ、対策を厚くした。


立ち回りの方針

おいかぜスタン系には、トリックルームを積極的に打ちトリックルームが切れた後にガルランドで詰め切る。
トリックルーム展開にリソースを寄せた構築には、トリックルームなしで戦う。

構築メンバー

ガルーラ@ガルーラナイト
ランドロスこだわりスカーフ
ヒードラン@いのちのたま
ニンフィア@せいれいプレート
ゴチルゼル@オボンのみ
モロバレル@バコウのみ

個体解説

ガルーラ


役 割:序盤のトリル展開の補助。終盤での対面性能を生かした詰め役。

特 性:きもったま→おやこあい

持ち物:ガルーラナイト

技構成:すてみタックル・けたぐり・かみくだくねこだまし

性 格:ようき

努力値:181(4)-177(252)-120-*-120-167(252↑)


居座る型ではないので、グロウパンチではなくねこ・すて+サブウェポン二つで技範囲を広げた型。

ランドロスにだいち・はたきがなく、ギルガルドへの対応が遅れがちになる点をカバー。
トリル下なら、ブレードフォルムのギルガルドかみくだくを当てやすいのも、構築にかみあっている。

すてみタックルで相手を倒しながら、反動ダメージをゴチルの癒やしの波動で回復するのも、序盤の強力な展開パターンの一つだ。


霊獣ランドロス


役 割:いかくによるトリル展開の補助。終盤でのすばやさと物理攻撃を役を生かした詰め役。

特 性:いかく

持ち物:こだわりスカーフ

技構成:じしん・いわなだれストーンエッジ・ばかぢから

性 格:いじっぱり

努力値:165(4)-216(252↑)-110-*-100-143(252)(※理想個体の場合)

初手に中央に顔だけ出して交換することが多い。
相手の構築に刺さっていない時は、いつひんしになってもかまわないので、いわなだれを連打してひるみを狙う。
序盤で地面打点がほしい時は、巻き込んででもじしんを打つ。

ASで使っていたけれど、半分くらい削れると、あっさりファイアローブレイブバードメガガルーラの不意打ちの圏内に入り詰め筋として機能しなくなるのが問題。
すばやさをドーブル抜きに止め、耐久に努力値をまわすのも選択肢に入る。

ただサイクルはあまり回さず最大2回しか場に出てこない想定をしているので、突破力を重視しこの構築では攻撃に振り切った。

味方にゴチルがいることもあり、とんぼがえりでほろび耐性を上げる必要が薄いと判断し、いわ技を2枚採用。ストーンエッジがあると、ワイガ避けや、ボーマンダ・サンダーなどとの打ち合いが少し楽になるかも。


ヒードラン


役 割:トリル展開後、中盤までのダメージソース。

特 性:もらいび

持ち物:いのちのたま

技構成:ねっぷう・だいちのちから・げんしのちから・まもる

性 格:れいせい

努力値:198(252)-*-127(4)-200(252↑)-126-74(↓, S個体値2~3)


ねっぷうは、かえんほうしゃと悩む枠。
1体を倒し切って欲しい時や、いつもいつも横取りを持ったゴチルゼルが一緒に場にいるわけではないので、特に対ギルガルドを見据えるとかえんほうしゃでもよい。

げんしのちからは、ニンフィアヒードランの攻撃技は、フェアリー・ほのお・じめん・はがねの採用が多く、ファイアローリザードンに手が出にくいので採用した。

平日トリプル大会の決勝でガルーラのかみくだくと、ヒードランのげんしのちからというマイナー技のおかげで有利になったので、おいかぜ軸のガルーラスタンを上手くメタれた。

厳選していたら、たまたま実数値で最遅+1の個体が出たので、トリパヒードラン同士で打ち合った時に有利なはず。




ニンフィア


役 割:トリル展開後、中盤までのダメージソース。

特 性:フェアリースキン

持ち物:せいれいプレート

技構成:ハイパーボイス/ムーンフォース/でんこうせっか/みきり

性 格:れいせい

努力値:202(252)-85-86(4)-178(252↑)-150-58(↓, S個体値0)


ハイパーボイスは採用確定。

対たすきドーブルの立ち回りに余裕がないのもあり、でんこうせっかを採用。
トリルが切れた後にランドロスに出てきてほしいので、みきりでターン調整がしたかった。

逆に、ハイパーボイス・ねごとでメガネを持たせたるくらい、火力に寄せた方が勝率が上がるかもしれない。

ファイアローのハチマキブレイブバードの被弾が気になる人は、もう少しBに努力値をまわしてもいい。




ゴチルゼル


役 割:トリル展開役。よこどりといやしのはどうで、ニンフィアヒードランの継戦能力の補助。

特 性:かげふみ

持ち物:オボンのみ

技構成:トリックルーム/いやしのはどう/よこどり/まもる

性 格:なまいき

努力値:177(252)-75-116(4)-115-178(252↑)-63(↓, S個体値0)

構築の司令塔。

トリックルームと差別化理由の一つのいやしのはどうは。採用確定。
居座るのが仕事なので、守るも確定。
ワイドガードと光の壁対策のよこどりも採用、とほしい技を入れていったら、ノーウェポンになった。

いやしのはどうをアタッカーに打っていると、トリルが切れる頃に倒れる展開になりやすいので、ガルーラかランドロスを跡地に出して切り替えしていく。




モロバレル


役 割:トリックルームアタッカー対策。ガルーラとヒードランを格闘技から保護。耐性とにほんばれによる雨パ対策。

特 性:さいせいりょく

持ち物:バコウのみ

技構成:キノコのほうし/いかりのこな/イカサマ/にほんばれ

性 格:のんき

努力値:221(252)-*-121(156↑)-105-113(102)-31(↓, S個体値0)

参照元と技構成は同じ。


ゴチルゼルと組むことで、常にトリックルームからキノコのほうしで面倒なポケモンを止める展開を狙いやすい。
後出しできそうな盤面を的確に見つけて交換出しできると、試合を優位に運べる便利なポケモン

キノコのほうしといかりのこなは、個性なので採用確定。

イカサマは、ゴチル・ニンフィア・こだわっているランドロスが、ギルガルドに対して見せる隙をカバーする。
ここは選択枠で、ニンフィアを倒すのが早くなるヘドロばくだんでも構築は機能しそう。

配分は物理耐久重視。水技への交換出しよりも、トリックルーム下で先制してくるファイアローブレイブバードで受けるダメージを下げることを優先した。

戦績

・第15回平日トリプル 優勝(○○○○)

・第17回平日トリプル 4位(○○✖✖)

10勝7敗(ランダムフリーを含め全17戦)

おわりに


常にすばやさで優位をとりながら、試合を進めやすかった。

第7世代の頃に中盤まではトリルで攻めて、こだわりスカーフ持ちのカプ・テテフで止めを差していく構築をよく使っていたので、この手の構築は肌に合っていた。
この構築ではスカーフランドロスだったが、他のスカーフアタッカーやファイアローなどの高火力先制技持ちでも近い役割は果たせるだろう。


構築相性が悪いのは、バンドリュマンダバレルとリザニンフランド。範囲攻撃の連打で崩されてしまいがち。

参考にした記事

「【ORASトリプル構築】ギミック殺しクレセリア軸【スイッチトリル】」(構築作成者:おーたむさん)
http://kanwaqudai.blog.fc2.com/blog-entry-52.htmlkanwaqudai.blog.fc2.com


「たいみつオフ使用構築 モロバレル軸のつよそうなやつ (構築記事&オフレポ)」(構築作成者:秋桜さん)
cloyster.blog.jp