あまねく ひろがる!

ポケモン対戦(ORASトリプル)の構築記事や大会参加記録などを載せています。 Twiiter→ @chigusa_amane39 プロフィール・アイコンのヘラクロスは @akasabi_Banette 様に描いていただきました。

堅実志向ガルドーニンフ【「たいみつオフレベル9」使用構築】【ORASトリプル】


大会について

5月29日に大阪で行われた「たいみつオフレベル9」に参加してきました。


blog.livedoor.jp

美少女さん・アインズさん・SURさん、開催していただき有難うございました。
おかげさまで、充実した時間を過ごせました。



(冒頭と末尾だけ敬体で書いていきます)
(以下、常体)


戦績は予選 4-1、決勝スイスドロー1-2、通算5-3。
順位は参加者18名中(勝敗表を自分で確認した限り)4位。


構築メンバー


ガルーラ:ガルーラナイト

ドーブルきあいのタスキ

ニンフィア:せいれいプレート

ランドロスとつげきチョッキ

ヒードラン:いのちのたま

クレセリア:ラムのみ


持ち物や技などの一覧



立ち回りの方針

相手がおいかぜ軸の前のめりに攻めてくるパーティなら、トリックルームを積極的に打ちに行く。
相手がトリックルームへの依存度が高そうなら、トリックルーム返しを狙う。


個体解説

ガルーラ

配分はよくいる最速AS個体。

けたぐり・かみくだくを両方採用することで、ヒードランギルガルドを両方にらめるので、ニンフィアの隣に置くとより機能しやすくなる技構成である。
このパーティにはあく・ゴースト打点が他にいないので、かみくだくにはトリックルーム要員への打点という役割もある。


ドーブル

ダークホールの圧力をちらつかせて、ガルーラをはじめとする物理アタッカーの火力を落とせるキングシールドを試験的に採用。

フェイントは初手にガルニンフドーブルと並べてねこだましをちらつかせてまもるを誘い、ニンフィアハイパーボイスを1ターン目に通すことを意図して採用。
本番では1回も打たなかった。ワイドガードなどの他の技でもよかった気がする。マッチング運に左右されているだけかもしれない。

キングシールドを撃たずにあっさり倒されてくれた方が有利になる場面があり、見極めが難しい。


ニンフィア

普通のプレートニンフィア
ドーブルクレセリアに火力がないので、メガネを持つかめいそう型でもよかったかもしれない。
めざめるパワーを持っておくと、(味方のガルーラ・ランドロスヒードランと合わせて)相手のヒードランを2発以内で倒す算段が立ちやすくなる。

孵化できるのに、非理想個体をずっと使っている。めざめるパワー持ちの理想個体の効率的な孵化の手順をあまり把握していない。


ランドロス

両刀配分。

配分は以下のリンク先の記事を参考にした。

crown717.blog.fc2.com


個体値の都合で細かい配分は違うが、すばやさは同じ113。

味方への巻き込みを気にせずじめん技を打って、ヒードランギルガルドに対応できる一方、物理打点の不足に拍車をかける悩ましい存在でもある。

はたきおとすはランドロスのチョッキを落として、ニンフィアヒードランの攻撃で倒しやすくしたり、ニンフィアの火力を落として味方へのダメージを抑えることができる優秀なサポート技だと感じた。
交換出しをやりすぎると、削れすぎてランドロス自身の役割遂行が難しくなるので、動かし方が難しい。

ぼうぎょが理想値より結構低いので、物理攻撃のダメージがわりと痛い。
まじめでのシンクロ厳選に失敗したと思ったら、同じ無補正のがんばりやで採用圏内の個体が出るハプニングを起こした。


ヒードラン

ニンフィアの横に並べても、ニンフィアと対面させても強いいつものやつ。

瞬間火力がほしかったので、いのちのたまを持たせた。
シュカのみを持っていないので、ヒードラン・ミラー対面に弱め。

クレセリアスキルスワップヒードランを浮かせることもできる。
この動きをするのに適切そうなすばやさ調整がわからないので、どなたか意見をもらえるとうれしい。

とくこうが理想値ではないのも、いのちのたまを持たせたくなった理由かもしれない。


クレセリア

唯一のすばやさ操作要員であり、この構築の司令塔。
相変わらずガルーラ・ヒードランとの受けの相性補完が優秀。
ラムのみ+しんぴのまもりで、ねむりを始めとする状態異常に。スキルスワップで特性変更ギミック全般に強くなれる。

丁寧なHP管理が求められ、プレーヤーの力量を試してくる。

人間は古来より月に魅せられてきたので、魔性の魅力で私も技の選択を誤ることになった。
スキルスワップは有利を取れるか、ちゃんと考えてから打つべき。
刺青として手首の辺りにたくさん書いておきたい。


対戦記録

予選ブロック1戦目(vs美少女さん:勝ち)

相手の構築:リザードンゴウカザルニンフィアモロバレルエレザードポリゴンZ
相手の初手:ゴウカザルニンフィアリザードン
自分の初手:ニンフィアドーブル・ガルーラ


高火力反動技でゴリ押してくる構築。

モロバレルトリックルームをけん制されていて、撃ち合いを促される嫌らしい並び。
こちらはおいかぜがないので、相手のリザードンは序盤においかぜしない余裕がある。

ゴウカザルいわなだれとオーバーヒート外しにも助けられ、中盤までにダメージレースで有利になる。
リザードンにおいかぜを張られるも、クレセリアトリックルームで切り返して勝ち。

今、思い返すとクレセリアで初手にしんぴを打ってからトリルを打ってもよかったが、相手の火力を考えるとそこまでする余裕があったかどうか。



予選ブロック2戦目(vsひろさん:勝ち)

相手の構築:チルタリスチャーレムファイアローギルガルドバクオングパンプジン
相手の初手:(BVの保存、忘れました。ギルガルドチャーレムファイアロー? だったような覚えがある)
自分の初手:(BVの保存、忘れました)


メガチルタリスのオウムがえしで、フェアリースキンばくおんぱを放つギミック構築。

ねこだましなどを使ってスムースに展開させないように立ち回り、素のステータスの勝負に持ち込んで勝ち。
ギルガルドニンフィアを倒された場面は、クレセリアにひくべきだった。



予選ブロック3戦目(vsベルさん:勝ち)

相手の構築:ガルーラ・ファイアローギルガルドニンフィアカポエラーキリキザン
相手の初手:ファイアロー・ガルーラ・カポエラー
自分の初手:クレセリアドーブル・ガルーラ


対面寄りのガルーラスタン。

上から攻撃され続けると不利そうなのでトリックルームを狙いに行くも、ファイアローのちょうはつで止められてしまう。
こちらはドーブルのキングシールドで相手のガルーラの火力を落とすことに成功。
サイクルを回して、トリックルームを張れたので打ち合いをイーブンに持ち込む。

相手のガルーラ・ファイアローキリキザンを倒し、大切に温存していたヒードランで相手のギルガルドニンフィアを詰める展開に持ち込めて勝ち。
中盤までの読みのかみ合いや、相手のギルガルドの型次第で、どちらに転んでもおかしくない辛勝だった。



予選ブロック4戦目(vsメカトルさん:勝ち)

相手の構築:バクーダドーブルモロバレルブルンゲルニンフィアヤンチャム
相手の初手:ブルンゲルドーブルモロバレル
自分の初手:ガルーラ・ドーブルクレセリア


バクーダトリパ。

きもったまガルーラの素ねこだましかみくだくブルンゲルトリックルームを、ラムの実持ちクレセリアのしんぴのまもりでドーブルダークホールモロバレルのキノコのほうしを封殺。
あとは適当に攻撃して勝ち。

相手のような構築にイージー・ウィンできるようにつくってあるので、想定通りうまくいった。
ガルーラとブルンゲルが初手で対面してくれたのも、こちらに味方した。


予選ブロック5戦目(vs秋桜さん:負け)

相手の構築:カメックスゴチルゼルモロバレルランドロスヒードランニンフィア
相手の初手:モロバレルランドロスゴチルゼル
自分の初手:ドーブルランドロス・ガルーラ


カメニンフゴチル(モロバレルから考察していったそうですが)。トリックルームから範囲技で制圧してくる構築。

構築記事に「相手視点だとどれを特に警戒していくべきか選出画面で予想をつけにくい」と書いてあったが、確かに相手のポケモンのすばやさラインが見極めづらく、戦略が立てづらかった。


(対戦相手の構築記事)
cloyster.blog.jp


トリックルーム・ミラーで、トリックルーム要員のクレセリアを初手に場に置かない選出ミスを犯してしまう。
トリックルーム下でのモロバレルのキノコのほうしで荒らされ、中盤までに全然相手を削れなかった。

ヒードランが遅く見える並びだったので、非トリックルーム下のヒードランミラーでだいちのちからを打ちにいくも相手のヒードランが先に動き、こちらのヒードランが一撃KOを喰らってしまう。

一方的な展開になり残り2体になった時点で降参。
敗色濃厚で予選抜けが決まっていたので、再選を見据えランドロスはとんぼがえりを連打しだいちのちからを見せないようにした。

秋桜さんが私が試合中にメモを取っていることに驚いてた。
フレ戦なら1ターンに99秒与えられているし、相手の残りのHPの確認や相手の使った技から残りの技を推測できる場合もあるので、現在の状況を確認した方が方針が立てやすいと感じている。
(会った時は照れてしまいましたが、秋桜さんの配信は楽しいのでよく訪問しています)




ここから6名による決勝スイスドローへ。


決勝スイスドロー1戦目(vsひいらぎさん:負け)

相手の構築:ガルーラ・サザンドラギルガルドニンフィアランドロスファイアロー
相手の初手:ファイアローニンフィア・ガルーラ
自分の初手:ドーブルランドロスクレセリア


相手はスタッフが用意したレンタル構築。
こちらとは対照的に攻撃的なガルーラスタン。

こちらは火力で劣っているので、クレセリアトリックルームを張らないと押し切られそう。

BVを見返してみると、クレセリアトリックルームを打てる状況でトリックルームを選択していなかった。
トリックルームのサポートのためにドーブルねこだましも撃っていない。

相手のガルーラにこちらのニンフィアが、サザンドラヒードランが各個撃破され、そのまま押し切られて負け。
2ターン目までの立ち回りに全くいいところがなく、ドーブルダークホールは通ったものの、切り返す余力が残っていなかった。

ベルさん戦と似たような立ち回りができていれば、悪くない展開になっていたはず。
残念無念。


決勝スイスドロー2戦目(vsBONさん:勝ち)

相手の構築:リザードンヒヒダルマニンフィアヒードランカポエラージュカイン
相手の初手:ジュカインカポエラーリザードン
自分の初手:クレセリアドーブル・ガルーラ


火の海誓い(?)+攻めっ気の強そうな晴れパ。

トリックルームから攻めれば、有利そう。
ドーブルのサポートを生かし、2ターン目にクレセリアトリックルームを打てて楽になる。
想定通り、トリックルーム状態でニンフィアクレセリアヒードランで攻めてそのまま押し切って勝ち。

前の試合も同じことができていれば……。



決勝スイスドロー3戦目(vs秋桜さん:負け)

相手の構築:カメックスゴチルゼルモロバレルランドロスヒードランニンフィア
相手の初手:モロバレルランドロスゴチルゼル
自分の初手:ドーブルランドロスクレセリア


再戦。

中盤までは悪い展開ではなかった。
ドーブルクレセリアランドロスヒードランを回して、少ない被害で相手のランドロスモロバレルを倒すことに成功。

中盤、クレセリアのHP管理が甘く、トリックルーム状態のカメックスクレセリアが縛られてしまう。
トリックルーム返しができなくなり、トリックルーム状態で遅いカメックスニンフィアの範囲技を通されて負け。

技の対象を変えるこのゆびとまれのような技や、ワイドガードがないので、「いやしのはどう+しおふき」の攻めの形を整えられるとねこだまし以外で止められない。
中盤に隙を見せてしまったので、切り返されても仕方ない。

すばやさ操作の方針が互いに同じのようなので、(相手がおいかぜならトリルを張りに行き、相手がトリルならトリルを返す)トリル返し読みトリルによるトリルターン延長もちらついた。

トリックルームを返してガルーラで相手の残りポケモンを各個撃破していく展開を、中盤に想定できなかったのは実力不足としか言えない。


(この試合で実際にやった立ち回りとして、「端のポケモンを交換・反対端のポケモンをMOVE・中央のポケモンでとんぼがえりなどの交代技を打つ」と、1ターンで交換したポケモンを反対端に繰り出せる。スムースに対面を入れかえたい時に覚えておきたい動きである)



(以下、敬体)

負けている試合は「一番やられてはいけないことを防ぐ」「一番やらないといけないことをやる」が徹底できていませんでした。
決勝スイスドローの負けた2試合は、トリックルームを打つべきターンでトリックルームを選択していれば、全く違う展開になっていました。

野村克也氏がよく引用していた

「勝ちに不思議の勝ちあり 負けに不思議の負けなし」


は本当に至言です。

自分の構築の強い動きを理解して、確実に実行できるようになるように精進します。
終盤、暑さで脱水症状気味だった気もするので、コンディション調整に気を使いきれていなかったのも悔やまれます。



おわりに

オフ会前はしっとさん・たぶんねさんの案内で、乳製品さん・赤今ワンダーさんも交えて楽しい夜を過ごせました。

オフ会本番の組み分けテストでは、「雌雄」「滅私奉公」が書けてなくて泣きました。(一応、中学生の時に漢字検定2級とっているのに……)
英語についての記事をAPPDATEに載せてもらっているのに、"endure"の和訳を「がまん」と誤答したのも悔しいです。
正解は「こらえる」です。

(自分が執筆した記事:その1)
app-date.net

(自分が執筆した記事:その2)
app-date.net


対戦後は、BONさんに遊ばせてもらったポケモン版Dobbleが面白かったです。
よりシンプルなカルタ、と言えば伝わるでしょうか。

www.amazon.co.jp


コンピュータ・ゲームをがっつりやった後に、体を動かせるアナログ・ゲームをやれるのはメリハリついて心地よかったです。
対面でないとできないアナログ・ゲームが楽しめるのも、オフ会の醍醐味ですね。

交流してくださったみなさん、カントー地方からやってきた自分を暖かく迎えていただきありがとうございました。

オフ会翌日に共に参加していたDOVEさんとマッチングし、お互いオフで使用した構築で対戦したので、余韻を楽しむ時間になっていました。
相手の顔が浮かぶ状態でランダムフリーで対戦するのは、奇妙な心地でした。


特に参考にした構築記事

・「ぽちゃオフBREAKトリプル部門準優勝 ガルニンフドーブル

rinyakun.hatenablog.com


・「【ORASトリプル構築】ギミック殺しクレセリア軸【スイッチトリル】」

kanwaqudai.blog.fc2.com




画像引用元および画像を作成したウェブサイト

・ひこちゃんず!
http://hikochans.com/hikochans.com

・トレーナーカードジェネレータ
tc.hnys.jp



(表記やリンクなどに問題があれば、お手数ですがTwitter @chigusa_amane39 までご連絡ください)


[おわり]